仕事と育児の両立

LostFile_JPG_220281924.jpg


女性の社会進出が進んでいるなかで、いまだに『仕事と育児の二者選択』を迫られる女性たち。
育児休業制度など、子育て支援制度は充実しているものの、それを活用できるかはまた別の話。
妊娠期、出産後、幼児期、学童期・・・・。
特に仕事と両立が困難な時期であり、子供たちの成長を、楽しみたい時期でもあります。
けれど、働かないと子供を育てられない、働かなくては生きていけない、子育て期に、育児だけを専念できない現状があります。
妊娠中に体調が優れなく仕事を休みがち、育児休業明けに、子供の病気で仕事を休みがち・・・。
体調の変化や、子供の病気で仕事を休まざる得ない状況って、本当に職場に対して、申し訳なくなってしまいます。

『急な休み』で信用を損ない、仕事を失うケースも多々あります。
片親の場合は、もっと切実・・・・。

生計を立てるためにも、働かなくてはいけないのに、支えてくれるパートナーは無く、
独りで育児・仕事・家事をこなしていかなくてはなりません。
上手に行政サービスや、民間の支援サービスを上手に利用できる方もいれば、
どのような支援サービスがあり、どのように活用したらいいのか、わからない方が多いのも実情。

働くことに意義を持ち、キャリアを積んでいる女性から、経済情勢の悪化で、
これまで育児に専念していた主婦も復職を迫られる現実があります。

子供を産み育てるために、『働くこと』が必然となっています。
子供のため、また自分自身のためにも『両立』について、考えなくてはいけないのかもしれません。

詳しくはこちら

病児保育って?

DSC06551.JPG

急な発熱、感染症などの長期療養・・・・。

子供の病気って、働く親の頭痛の種です。


けれど、子供の成長過程で必ず通る通過点でもあります。

ならば、急病や回復期の子供を看てくれる支援機関を上手に利用して、仕事を休むことなく、両立したいですよね。


病児保育を行っているのは、病院に附設した『こどもデイケア』などが主な支援機関です。


入室までの手順

予約は、前日までにが多く当日でも可能なところもあり。

小児科外来で、診察を受けてからの預かりになります。


利用時間

9:00~18:00(初回利用時)※初回は外来診察があります。

8:00~18:00(二回目以降) ※前日に予約できます。


利用料金  ※診察料・治療費は別途必要です。

一日…¥2,500位(利用機関によって差があります。)

半日…¥1,500位 (利用機関によって差があります。)


利用できる病種

感冒、扁桃腺炎、気管支炎、下痢、中耳炎、とびひ、外傷、麻疹予後、おたふくかぜ、水ぼうそう、風疹、手足口病、インフルエンザ、その他担当医が利用可能と判断した病気


用意するもの

保険証・母子手帳・印鑑

現在服用中の薬

哺乳瓶

ミルク

衣類 …上下3枚以上(着脱のしやすいもの)・おむつ(多めに)・手拭きタオル(3枚)・汚れ物入れ袋・バスタオル


前日に予約を入れなくてはいけない機関も多く、朝、突然の発熱でどうしようというときには、

利用しにくいですし、診察後に保育になるため、どうしても出勤時間には間に合いません。


またお迎えの時間も17時から18時が多いため、仕事への影響は避けられません。

受け入れ人数も限られており、感冒や、インフルエンザの流行期など、子供が病気なのに看てもらえないケースもあることを視野に入れなくてはいけません。


医療機関の附設サービスでの小児デイケアのほかにも、NPO団体が行っている病児保育サービスもあるため、利用できる支援機関の選択肢を多く持つことも、必要かもしれません。




詳しくはこちら

就職活動

ハローワークなどでは、求職登録を行うことで求人情報を得ることが出来ます。
最近では、おもろまちのアップルタウン内のハローワークに『マザーズハローワーク』が設けられ、子供と一緒に相談を行うことが出来ます。
但し、要予約が必要で相談時間も限られているため、お子さんの機嫌の良い時間帯に予約を入れられることをお勧めします。

求人検索に限れば、インターネット上でハローワークの求人も閲覧できるため、『この仕事がいい!!』と、ある程度検索した上で、相談にいくと、より効率的かと思います。

働くことに対する不安などがある場合、『就職相談』を考える方も少なくないと思います。

沖縄県女性就業援助センター
沖縄県福祉人材研修センター
沖縄県キャリアセンター
沖縄県母子寡婦福祉連合会

などが、就業相談や研修・講習会などを設けております。

また、各市町村役場にも、就労支援センターが設けられているため、お住まいの市町村役場の就労支援センターを活用してみるのも良いかと思います。

スキルアップ講座は、上記の就職相談窓口でも、紹介しているのですが、公的機関としては下記の機関があります。

雇用開発推進機構(エンパクト)
沖縄県職業能力開発協会、
独立行政法人雇用・能力開発機構沖縄センター
沖縄県職業能力開発大学校(沖縄ポリテクカレッジ)
沖縄職業能力開発促進センター(ポリテクセンター沖縄)

公的相談機関はあるものの、どのように活用していいのかわからない方のほうが多いかもしれません。

まずは、各機関のホームページをのぞいてみるか、お電話にて問い合わせてみても良いかもしれません。

子育て中に働きやすい職場って?

答えは・・・、残念ながら無いかもしれません。

最近はコールセンターや、大手企業、医療機関では事業所内保育施設が設けられ、子育てをしながら働けるように環境整備している企業も増えつつあります。

けれど企業が経費を出してまで、保育施設へ投資するのも理由があります。
『人材確保が困難』・『専門的な有資格者が必要』・『人材育成に時間がかかる』
などなど、理由はあるようです。

また国が掲げる両立支援として、育児休業制度や、就業時間の短縮、所定外労働の免除、子供の看護休暇など、内容は充実しているものの、事業主の理解や、同僚の理解が得られない状況下では、制度が活用しにくいのも現状です。

育児休業を終えて、職場復帰をするものの、居場所がなくなっていて退職を余儀なくされる・・・、
そんな声も最近は聞こえてきます。

但し、会社が望むような人材であれば、どの企業も手放したくないはず。
現実的に働き続けるには、『努力』在るのみなのです。

当たり前のようですが、『仕事は仕事』、『育児は育児』どちらも甘えは禁物です。
まぁ、育児は少し手抜きは出来ますが・・・(笑)

『子供がいるんだから、しょうがないでしょ。』

なんて思っている同僚がいたらイヤですよね。
職場環境にもよるとは思うのですが、子供がいるいない関係なく、
職場の人たちとコミュニケーションがしっかり取れていることと、仕事もきちんとこなす、努力をしていくことが大切です。

これから就職活動する人も、スキルアップやコミュニケーション力は、
最低限、身に着けておかなくてはいけないですね。